繰上返済シミュレーター

毎月の返済額に上乗せする、あるいは今まとまった額を繰上返済すると、返済期間が何か月短くなり利息がいくら減るかが分かります。

このページの内容 (4)

入力

現在返済中の残高です。

ローンの名目年利です。

当初の予定であと何年残っているかです。

毎月の返済額に上乗せする金額です。0を入れると上乗せなしの場合が見られます。

今すぐ元金に充当する一括の金額です。毎月の上乗せだけを試すなら0のままにしてください。

結果

軽減される利息
¥10,525,245

約1,052万円

短縮される期間
106か月
完済までの新しい期間
254か月
当初の返済期間
360か月
毎月の返済額(上乗せなし)
¥170,337
毎月支払う合計額
¥200,337
上乗せなしの利息総額
¥31,321,212
上乗せありの利息総額
¥20,795,967
上乗せなしの支払総額
¥61,321,212
上乗せありの支払総額
¥50,795,967
充当された繰上返済額
¥0

170,336.70 + 30,000.00 /mo, lump 0.00 → 254 of 360 months, interest 31,321,212.15 → 20,795,966.77

年ごとの内訳

年単位で集計した値です。端数処理のため、各行の合計は上の結果とわずかに異なる場合があります。

年残高(上乗せなし) (¥)残高(上乗せあり) (¥)ここまでの利息軽減額 (¥)
129,595,87329,226,6589,215
229,168,95028,409,69439,257
328,717,94627,546,64691,300
428,241,50126,634,915166,586
527,738,18125,671,756266,425
627,206,47024,654,267392,202
726,644,76623,579,384545,382
826,051,37822,443,869727,508
925,424,51721,244,302940,215
1024,762,29719,977,0701,185,227

計算の仕組み

計算式毎月の返済額は M = P × r / (1 − (1 + r)⁻ⁿ) のままです。毎月、残高に利息がつき、それを超える部分——上乗せ額を含む——が元金を減らします。残高とその月の利息が支払額で賄える最初の月に完済となります。

繰上返済の効果が大きいのは、そのお金が入る場所が違うからです。毎月の返済額は利息と元金に分かれていて、返済の初期はその大半が利息です。上乗せ分はこれと違い、全額がそのまま元金に充当されます。そしてその分について、残りの期間に発生するはずだった利息がまるごと消えます。だからこそ、金利を一切変えずに、それほど大きくない上乗せ額で長期のローンから何年も削ることができます。

同じ理屈から、いつ返すかが大きく効きます。1年目の繰上返済は残り全期間の利息を消しますが、最終年の同額はほとんど何も消しません。この計算機がまとまった額を「今すぐ」充当するのはそのためで、時期を選ぶ入力欄を置いても答えは常に「できるだけ早く」だからです。貯めてから大きく返すか、少額でもすぐ始めるかで迷うなら、たいていはすぐ始めるほうが有利です。

グラフは二本の残高曲線を同時に示します。当初の予定どおりに返した場合の残高と、上乗せした場合の残高です。二本の差が予定より前倒しで消した債務で、時間とともに広がります。上乗せは以降すべての月の利息も同時に減らすからです。縦線は実際に完済する月を示します。表は同じ内容を年ごとの正確な数値で示し、各年末までに軽減された利息も並べます。

多くの人が意外に思う点があります。上乗せしても毎月の返済額そのものは通常下がりません。元利均等返済では返済額が期間中固定なので、繰上返済は返済額ではなく期間を縮めます。日本の住宅ローンでは繰上返済の方法として「期間短縮型」と「返済額軽減型」を選べることが多く、この二つは方向が逆です。利息の軽減額が大きいのは期間短縮型で、この計算機が計算しているのもそちらです。毎月の負担を軽くしたい場合は、申し込むときに返済額軽減型を指定する必要があります。

繰上返済には手数料がかかる場合があります。金額や条件は金融機関と商品によって異なり、窓口とインターネットで扱いが違うことも、一部繰上返済と全額繰上返済で扱いが違うこともあります。この計算機は手数料を含めていないので、まとまった額を返す前に自分の契約条件を確認してください。住宅金融支援機構の【フラット35】など、返済中の手続きを公式に案内している窓口があります。手数料が大きい場合は、回数を分けるより一度にまとめたほうが有利になることもあります。

繰上返済が余裕資金の最良の使い道とは限りません。繰上返済の「利回り」はローンの金利そのものに等しく、確実でリスクがありません。金利が高いローンに対しては明快な勝ちですが、金利が非常に低いローンに対しては本当に迷うところです。一般に先に済ませるべきものが三つあります。急な出費に備える生活防衛資金、カードローンなど金利の高い借入、そして勤務先の制度による上乗せがある年金・積立です。それらの後で、ローン金利と運用で見込める利回りを比べるのが正しい順番です。

この計算機は固定金利と元利均等返済を前提とし、毎月の上乗せ額は初月から毎月支払うものとして計算します。繰上返済手数料、事務手数料、団体信用生命保険料、住宅ローン控除の影響は含みません。金融機関と国によって異なるためです。結果は計画のための試算です。正確な返済額は金融機関に確認し、上乗せ分が前払いの返済ではなく元金充当として処理されるかも確かめてください。

規模の目安になる例を挙げます。借入3,000万円、金利1.5%、残り30年のローンで毎月の返済額はおよそ10万3,536円です。ここに毎月2万円を上乗せすると、返済期間は70か月(5年10か月)短縮され、総利息はおよそ150万円減ります。上乗せ額を毎月コツコツ入れ続けるだけでこの規模の差が生まれる点が、繰上返済の効果を実感しにくくしている理由の一つです。

繰上返済が最も効くのはどんなときか
状況上乗せの効果
返済の初期最も大きい — 残高が最大で、消せる将来利息が最も多い
返済の終盤最も小さい — 消せる利息がほとんど残っていない
金利が高い大きい — 確実な利回りが金利と等しくなる
金利が非常に低い小さい — 他の使い道のほうが有利な場合がある
残り期間が長い大きい — 消せる将来利息が多い
繰上返済手数料がある先に確認 — 全額返済で手数料が発生する場合がある

よくある質問

毎月少し上乗せするだけで実際どれくらい変わりますか。
多くの人が思うより大きく変わります。上乗せ分は全額が元金に充当され、その分の将来利息がまるごと消えるからです。具体的な金額は残高・金利・残り期間で決まるので、上に入力して結果の二つの総額を比べてください。金利が高いほど、残り期間が長いほど効果は大きくなります。
毎月上乗せするのと、貯めてから一括で返すのとどちらが得ですか。
たいていは少額でもすぐ始めるほうです。繰上返済はそれ以降のすべての月の利息を消すので、今日返す金額は2年後に返す同額より効きます。貯めるほうが有利になるのは、その間の運用利回りがローン金利を上回る場合か、契約が一部繰上返済を制限している場合です。
上乗せすると毎月の返済額は下がりますか。
通常は下がりません。元利均等返済では返済額が固定なので、繰上返済は期間を縮めます。日本では期間短縮型と返済額軽減型を選べることが多く、利息の軽減が大きいのは期間短縮型です。毎月の負担を減らしたい場合は申込時に返済額軽減型を指定してください。
繰上返済手数料は含まれていますか。
含まれていません。金融機関・商品・国によって異なり、窓口とインターネットでも違うことがあるため、固定値を入れると多くの利用者にとって誤りになります。まとまった額を返す前に自分の契約条件を確認してください。
繰上返済と資産運用はどちらを優先すべきですか。
繰上返済はローン金利と等しい確実な利回りで、リスクがありません。運用はそれ以上になりうる一方で保証はありません。金利が高いローンには繰上返済が有利、非常に低い場合は本当に迷うところです。生活防衛資金、金利の高い借入、勤務先の上乗せがある制度は一般に先に済ませてください。
上乗せ額を両方ゼロにするとどうなりますか。
上乗せなしの場合、つまり当初の返済予定がそのまま表示されます。軽減額も短縮期間もゼロです。グラフは同じ線を二本重ねる代わりに残高曲線を一本だけ描くので、比較表示は実際に比べるものがあるときだけ現れます。
一括の繰上返済と毎月の上乗せを同時に試せますか。
できます。一括分はすぐ元金に充当され、毎月の上乗せはその後の各回に加算されます。両方が同じ返済予定表に反映されるので、たとえば今少なめに繰上返済して毎月も上乗せする場合と、一度に大きく返す場合を比べられます。

参考文献

+6

シェア

この計算機を埋め込む

このコードをサイトに貼り付けると、動作する計算機をそのまま埋め込めます。

最終更新日: 2026-08-22

Powered by CalcHub