スペイン給与手取り計算機(nómina)
年収・契約形態・自治州・年齢層・子供の数を入力すると、2026年基準のスペインの月手取り額(salario neto)がわかります。
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入力
社会保険料・所得税を差し引く前の年間総支給額です。14回払い(pagas)の場合も、これは1回分ではなく年間合計額です。
有期契約(temporal)は失業保険料が高くなります。研修契約(formativo)は無期契約と同じ料率です。
対応するのは4州のみです。他の州やバスク州・ナバラ州が対象外の理由は下記の「この計算機の限界」をご覧ください。
課税標準を減らす個人最低控除額(mínimo del contribuyente)に影響します。65歳以上で増額、75歳以上でさらに増額されます。
家族最低控除額(mínimo por descendientes)に使います。各子供が標準要件(同居・年収8,000ユーロ未満)を満たすと仮定します。
結果
- 月の手取り額
- 1,950€
- 月の額面給与
- 2,500€
- 控除合計
- 550€
- 一般制度保険料(Contingencias Comunes)
- 118€
- 失業保険料
- 39€
- 職業訓練保険料(FP)
- 3€
- 世代間衡平メカニズム(MEI)
- 4€
- 所得税(IRPF、概算)
- 386€
- 結果
- 所得税(IRPF)は公表されている年間税額算式(国分+自治州分の税率表から人的・家族控除を差し引く方式)から算出した近似値で、IRPF施行規則が定める公式の月次源泉徴収手続きそのものではありません。実際の給与明細とは、特に最低賃金付近で異なる場合があります。
30,000 − 3,950 − 0 = 26,050 / 5,550 / 4,633 → 386
内訳
各項目が全体に占める割合です。
- 月の手取り額
- 1,95078%
- 所得税(IRPF、概算)
- 38615.4%
- 社会保険料合計
- 1646.6%
計算の仕組み
計算式手取り額 = 月の額面給与 −(一般制度保険料 + 失業保険料 + 職業訓練保険料 + MEI + IRPF)。
スペインのnóminaでは、額面給与から性質の異なる2つのものが差し引かれます。全国一律の料率と月次の上限・下限に従う社会保険料(Seguridad Social)と、居住する自治州・家族構成、そして年間の想定税額を残りの給与支払い回数に割り振るIRPF施行規則の手続きに左右される所得税(IRPF)の源泉徴収です。この計算機は、社会保険料は2026年保険料徴収令(Orden PJC/297/2026)に基づき正確に計算し、IRPFは公表されている年間税額算式から近似します。2026年8月時点で国税庁(Agencia Tributaria)の資料と照合済みです。
社会保険料の内訳
社会保険料の本人負担分は、一般制度保険料(contingencias comunes、年金・傷病・出産給付の大半をまかなう基礎保険料)が4.70%、職業訓練(Formación Profesional)が0.10%、MEI(世代間衡平メカニズム、高齢化に伴う年金財源として2023年に導入され2029年まで毎年上がる追加保険料)が0.15%です。失業保険料は契約形態によって異なり、無期契約(indefinido)または研修契約(formativo)は1.55%、有期契約(temporal)は1.60%です。わずかですが実在する差で、短期雇用により重い負担を課すスペインの政策を反映しています。この4項目は同じ月次基準保険料(base de cotización)を使い、2026年の上限は月5,101.20ユーロ(それを超えても保険料は増えません)、下限は月1,424.40ユーロです(パートタイムや低賃金でも、実際の給与ではなくこの下限額を基準に保険料が計算されます)。
所得税の計算方法
所得税を正確に再現するのが最も難しい部分です。スペインの公式源泉徴収は単純な料率表ではなく、年収を見積もり、控除と累進税率表を適用して想定年税額を求め、それを年内に残る支払い回数で割るという手続きで、IRPF施行規則の複数の条文にまたがって定められています。さらに家族構成別に「これ未満なら源泉徴収ゼロ」という最低所得表も別途あります。この計算機はその源泉徴収手続き自体は再現せず、代わりに年間IRPF税額そのものを直接見積もります。額面給与から社会保険料と定額2,000ユーロの経費控除(LIRPF第19条2項f号により全労働者が証憑不要で使える控除)を差し引いて純所得を求め、19,747.50ユーロ未満の納税者にはさらに最大7,302ユーロの追加減額(所得が上がるにつれ2段階で逓減)を適用し、残額に国分・自治州分の2つの累進税率表を(一切課税されない人的・家族最低控除額を差し引いた上で)適用します。この最低控除額は5,550ユーロから始まり、65歳から6,700ユーロ、75歳から8,100ユーロに上がり、扶養する子供1人ごとにさらに加算されます(1人目2,400、2人目2,700、3人目4,000、4人目以降4,500ユーロ)。
自治州分の税率表という制約
この計算機が最も範囲を絞っているのが自治州分の税率表です。スペインの17自治州はそれぞれ独自の所得税率表を国分に上乗せしており、さらにバスク州・ナバラ州の2州はこの枠組みとまったく別の独自財政制度(régimen foral)を採用しているため、この計算機の対象外です。17州すべてを一次資料で確認するのは今回の調査範囲を超えたため、人口の多い上位4州、マドリード・カタルーニャ・アンダルシア・バレンシア(合わせてスペイン人口の約55%)のみに対応し、それぞれ国税庁の公式自治州税率表と個別に照合しました。差は実在します。マドリードの自治州税率は8.5%〜20.5%と4州中最も低く、バレンシア州は20万ユーロ超の所得に対して29.5%まで上がります。つまり同じ給与・同じ家族構成でも、居住地だけで手取りが目に見えて変わり得ます。
この計算機の限界
そのほかの限界も述べておきます。この計算機はこの給与以外の収入がないと仮定するため、労働所得減額の適用条件(給与外所得6,500ユーロ以下)は常に満たされるものとし、年金掛金控除や住宅ローン控除など実際の税額をさらに下げる項目は反映していません。3歳未満の子供への追加最低控除額(2,800ユーロ)は子供ごとの年齢が必要なため含めておらず、労働組合費・職能団体費・失業後の転居費用といった追加の経費控除も、この計算機が尋ねない事情に左右されるため対象外です。パートタイム労働は月単位ではなく時間単位の保険料下限を使うため、この計算機はフルタイム就労を前提とします。例外が1つあり、低所得の場合、この計算機は国税庁自身の2026年源泉徴収アルゴリズムから取得した公式の源泉徴収免除基準額(IRPF施行規則第81条)を実際に直接適用します。ただし婚姻状況を尋ねないため、扶養する配偶者もひとり親要件もない納税者としてのみ適用されます(下記の最低賃金に関するFAQ参照)。結果は月次の手取り目安です。正確な金額は必ず実際のnóminaや国税庁自身の源泉徴収シミュレーターと照らし合わせてください。
| 額面年収(€) | 月の手取り額(€) | 月間控除合計(€) | 手取り率(%) |
|---|---|---|---|
| 18,000 | 1,372 | 128 | 91.5 |
| 24,000 | 1,614 | 386 | 80.7 |
| 30,000 | 1,950 | 550 | 78.0 |
| 40,000 | 2,513 | 820 | 75.4 |
| 60,000 | 3,511 | 1,489 | 70.2 |
| 90,000 | 4,961 | 2,539 | 66.1 |
よくある質問
- なぜ手取りは額面よりこんなに少ないのですか?
- 社会保険料として基準保険料の6.5%(一般制度保険料・失業・職業訓練・MEIの合計)が固定で天引きされ、さらにIRPF所得税が源泉徴収されます。国分・自治州分とも累進税率のため、給与が高いほど控除の割合も大きくなります。
- なぜ自治州は4つしか選べないのですか?
- スペインの17自治州はそれぞれ独自の所得税率表を定めており、その全てを公式資料で確認するのは今回の調査の時間を超えていました。マドリード・カタルーニャ・アンダルシア・バレンシアの4州で人口の約55%をカバーし、それぞれ国税庁の資料と個別に照合済みです。残りの自治州、および独自の税制を持つバスク州・ナバラ州は現時点で対象外です。
- これは実際の給与明細と完全に一致しますか?
- IRPFの行は必ずしも一致しません。スペインの実際の月次源泉徴収はIRPF施行規則が定める手続きに従い、年収を見積もって残りの支払い回数に税額を割り振るほか、最低所得の源泉徴収免除表も別にあります。この計算機は代わりに年間税額そのものを直接見積もり、12で均等に割るため、近い値にはなりますが同一ではありません。一方、社会保険料は正確です。
- 最低賃金(SMI)水準でも所得税がゼロにならないのはなぜですか?
- この計算機は公式の源泉徴収免除表(IRPF施行規則第81条)を実際に適用しています。ただしその表では、扶養する配偶者も子供もいない単身者の基準額(年15,876ユーロ)が2026年SMI(年17,094ユーロ)より低く設定されているため、子供のいない単身のSMI水準労働者は免除対象外になります。「SMIは非課税」という発表は、扶養配偶者がいる人やひとり親には当てはまります(基準額がより高いため)が、この計算機は婚姻状況を尋ねないためどちらでもないと仮定しており、その具体的な状況で法的に正しいわずかな金額を表示しています。
- 有期契約は本当に失業保険料が高いのですか?
- はい。本人負担分は有期契約(temporal)で基準保険料の1.60%、無期契約(indefinido)または研修契約(formativo)で1.55%です。わずかな差ですが、短期雇用を相対的に割高にするというスペイン労働法の意図的な設計です。
この計算に使用した数値
この計算機が現在適用している時点依存の数値です。各値について出典と最終確認日を明記しています。
一次 = 発表機関の原文 · 導出 = 公式資料2件から算出 · 二次 = それを引用した資料
一般拠出(contingencias comunes)の料率(被用者負担)
4.70%(合算 28.30%)
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
MEI(世代間公平メカニズム)の料率
被用者 0.15%(合算 0.90%)
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
失業保険(desempleo)の料率(被用者負担)
無期契約 1.55% / 有期契約 1.60%
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
職業訓練(Formación Profesional)の料率(被用者負担)
0.10%(合算 0.70%)
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
標準報酬(base de cotización)の上限・下限
下限 月 1,424.40ユーロ / 上限 月 5,101.20ユーロ
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
IRPF 国家分の税率表(escala general del Estado、6区分)
9.5%~24.5%、区分境界 12,450 / 20,200 / 35,200 / 60,000 / 300,000ユーロ
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
IRPF 自治州分の税率表(マドリード・カタルーニャ・アンダルシア・バレンシア)
4自治州あわせて29ブラケット
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
個人・家族の基礎控除(mínimo del contribuyente・descendientes)
本人 5,550ユーロ / 65歳 +1,150 / 75歳 +1,400 / 子 2,400・2,700・4,000・4,500ユーロ
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
源泉徴収免除のしきい値(§81 RIRPF、situación 3)
子0人 15,876 / 1人 16,342 / 2人以上 16,867ユーロ
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
最低賃金(SMI、年額)
17,094ユーロ
2026-08-12確認 · 次回2027-04-15
参考文献
- BOE — Orden PJC/297/2026(2026年社会保険料徴収令)
- 国税庁(Agencia Tributaria) — Manual práctico de Renta: 国分税率表
- 国税庁(Agencia Tributaria) — Manual práctico de Renta: 自治州分税率表
- 国税庁(Agencia Tributaria) — 労働所得減額(reducción por rendimientos del trabajo)
- 国税庁(Agencia Tributaria) — 2026年源泉徴収アルゴリズム(第81条免除表)
- カタルーニャ州税務局(Agència Tributària de Catalunya) — IRPF自治州分
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最終更新日: 2026-08-22