米国住宅ローン計算機(PITI)

物件価格・頭金・金利・返済期間を入力すると、元利返済額に固定資産税・住宅保険・PMI・HOA会費を加えた月々の支払い総額と、PMIが解除される時期を試算します。

このページの内容 (5)

入力

頭金を差し引く前の物件の購入価格です。

物件価格に対する頭金の割合です。20%以上にするとPMIが不要になります。

住宅ローンの表面上の年間金利です。

米国では30年または15年が一般的です。

物件価格に対する年間固定資産税の割合です。州・郡によって税率が大きく異なるため、正確な値は地元の課税当局で確認してください。

年間の住宅保険(homeowners insurance)料です。

住宅所有者組合(HOA)の月会費です。該当しない場合は0のままにしてください。

民間住宅ローン保険(PMI)の年率です。頭金が20%未満の場合のみ課金されます。

結果

月々の支払い総額
2,514.28USD
元利返済額
2,022.62USD
総利息(元利分)
408,142.36USD
固定資産税
366.67USD
住宅保険料
125.00USD
HOA会費
0.00USD
頭金
80,000.00USD
借入金額
320,000.00USD
元利総返済額
728,142.36USD
返済期間
360ヶ月

2,022.62 (P&I) + 366.67 (tax) + 125.00 (ins) + 0.00 (HOA) = 2,514.28

年ごとの内訳

年単位で集計した値です。端数処理のため、各行の合計は上の結果とわずかに異なる場合があります。

返済額 (¥)元金 (¥)利息 (¥)残高 (¥)
124,2713,57720,695316,423
224,2713,81620,455312,607
324,2714,07220,200308,535
424,2714,34519,927304,191
524,2714,63619,636299,555
624,2714,94619,325294,609
724,2715,27718,994289,332
824,2715,63118,641283,701
924,2716,00818,264277,694
1024,2716,41017,861271,284

計算の仕組み

計算式月々の支払い総額 = 元利返済額 + (物件価格 × 固定資産税率 ÷ 12) + (年間保険料 ÷ 12) + HOA会費 + PMI(頭金が20%未満の場合のみ、借入金額 × PMI料率 ÷ 12で計算)。元利返済額は標準的な元利均等返済の公式 M = L × r ÷ (1 − (1 + r)⁻ⁿ) に基づき、Lは借入金額(物件価格−頭金)、rは月利、nは返済回数です。

米国の住宅ローンの月々の支払いは、元金と利息だけではありません。貸し手は通常、元金(Principal)・利息(Interest)・固定資産税(Taxes)・住宅保険(Insurance)の頭文字を取ってPITIと呼ばれる4つの要素をまとめて毎月徴収し、条件によってはさらに民間住宅ローン保険(PMI)や住宅所有者組合(HOA)の会費が加わります。このサイトのローン返済額計算機は元利部分のみを試算しますが、この計算機はそれ以外の要素も加えて、実際に口座から引き落とされる金額に近い数字を示します。

エスクローと固定資産税

固定資産税と住宅保険は、借り手が月ごとに直接支払うのではなく、貸し手が毎月のローン返済に上乗せして年間見込み額の12分の1ずつ徴収し、エスクロー(escrow)口座に積み立てておいて、年1〜2回の納期に合わせて課税当局や保険会社へまとめて支払うのが一般的です。この計算機も同じ12分の1の按分方式を採っているため、実際のエスクロー明細に近い月額が表示されます。

固定資産税率は米国内でも州ごとだけでなく郡や市によって大きく異なります。地方自治体がそれぞれ独自に税率を定め、評価替えの時期も違うためです。ある郡では妥当に見える税率が、州境を越えた隣の郡では2〜3倍になることも珍しくありません。全米共通の税率を計算機に組み込むと多くの利用者にとって不正確になるため、固定資産税は常に物件価格に対する割合として入力する方式にしています。正確な数値は全国平均ではなく、お住まいの郡の課税当局のサイトや直近の納税通知書で確認してください。

PMIの仕組みと解除条件

民間住宅ローン保険(PMI)は借り手ではなく貸し手を債務不履行から守るための保険で、頭金が物件価格の20%未満の場合に加入が必要になります。20%未満ということは貸し手が物件価値の80%を超える部分を融資していることになり、業界ではリスクが高いとみなされるためです。PMIの料率は借入金額に対する年率で設定されるのが一般的で、頭金の額や借り手の信用力によっておおむね0.3%から1.5%程度の幅があり、通常は返済額に上乗せする形で毎月一定額が請求されます。

多くの住宅ローン計算機と異なり、この計算機は1998年制定の米国連邦法Homeowners Protection Act(HPA)が定める実際のPMI解除ルールを反映しています。重要な時期は1つではなく3つあります。まず、予定残高が当初物件価格の78%に達する見込みの時点で、貸し手は自動的にPMIを解除しなければなりません。この時期は当初の返済予定表だけで決まり、繰上返済で実際の残高をどれだけ早く減らしても前倒しにはなりません。これとは別に、予定残高が80%に達した時点で、借り手は書面でPMI解除を申請できます。こちらは実際の返済実績を基準にするため、繰上返済をしていればより早く申請できます。さらに、LTVとは無関係に、返済期間の中間時点(30年ローンなら181ヶ月目)を過ぎると法律上PMIは強制的に解除されます。これは金利が高い、または頭金が非常に少なく残高がなかなか減らない場合に意味を持ちます。この計算機はこの3つの時期すべてを通常の返済予定表から算出し、自動解除と最終解除期限のうち早い方を保証される解除時期として示します。

ここでいう「当初の物件価格」とは、購入価格、または決済時の鑑定評価額のうちいずれか低い方を指し、現在の市場価格ではありません。購入後に物件価値が上がっても、それによって78%自動解除の時期が早まることはありません。値上がりを理由に解除を早めるには、貸し手が新たな鑑定評価に同意し、借り手が別途解除を申請するという別の手続きが必要で、その結果は保証されておらず、この計算機でも計算していません。またこの計算機は、法律が「high-risk mortgage(高リスクローン)」に分類する貸付に適用される、別のより厳しいルールも扱っていません。自分のローンがこれに該当するかどうかを利用者自身で簡単に判断する方法はないため、不明な場合は貸し手に直接確認してください。

頭金20%という思い込み

頭金20%というラインはよく耳にするため絶対のルールのように思われがちですが、実際にはPMIが必要かどうかを分ける境目にすぎません。米国の住宅ローンに頭金20%を法律で義務付ける規定はなく、それよりずっと少ない頭金で借りられるローン商品も多数あります。頭金を20%未満にすれば当初の自己資金は少なくて済みますが、解除されるまでの間PMI費用が積み重なります。20%以上にすればPMIは不要になりますが、その分の資金を緊急資金や他の投資ではなく物件に先に投じることになります。どちらが正解というわけではなく、手元資金の余裕とその使い道次第です。

返済期間で変わるもの

返済期間は元利部分だけでなく、この計算機が示す総額のあらゆる要素に影響します。同じ借入額・金利でも15年ローンは30年ローンより月々の元利返済額がかなり高くなりますが、総支払利息は大幅に少なくなり、残高が早く減る分PMIの78%/80%到達時期も早まります。30年ローンは月々の負担を軽くできる米国で最も一般的な選択肢ですが、その分総利息は大きく増え、PMIが該当する場合はより長い期間支払い続けることになります。

この試算に含まれない費用

この計算機は元金・利息・想定した固定資産税率・住宅保険・PMI・HOA会費を試算しますが、クロージングコストや融資手数料、権原保険(title insurance)、個々の貸し手ごとの引受基準は含んでおらず、固定資産税と保険料は実際には年々上昇する傾向があるにもかかわらず一定と仮定しています。金利や返済期間だけを税金・保険抜きで比較したい場合は、このサイトのローン返済額計算機が元利のみのより狭い範囲をカバーしています。この計算機は、実際の毎月の住宅ローン請求により近い、より包括的な見積もりです。

借入1,000ドルあたりの月々の返済額(金利別、返済期間15年・30年)
金利15年返済(1,000ドルあたり)30年返済(1,000ドルあたり)
3%6.914.22
4%7.404.77
5%7.915.37
6%8.446.00
6.5%8.716.32
7%8.996.65
8%9.567.34

よくある質問

PITIとは何ですか?
Principal(元金)・Interest(利息)・Taxes(固定資産税)・Insurance(保険)の頭文字で、米国の一般的な住宅ローン月額支払いを構成する4要素です。この計算機はさらにPMIとHOA会費も該当する場合に加えて試算します。
PMIはいつ、どうやってなくなりますか?
時期は3つあります。予定残高が当初物件価格の78%に達する見込みの時点で貸し手は自動解除しなければならず、これは当初の返済予定表だけで決まり繰上返済とは無関係です。別に、80%に達した時点で実際の返済実績を基準に書面で解除を申請できます。さらにLTVと無関係に、返済期間の中間時点までに法律上必ず解除されます。この計算機は3つすべてを表示し、最も早く保証される時期を示します。
繰上返済をすればここに表示された時期より早くPMIをなくせますか?
時期によります。78%自動解除は当初の返済予定表だけで決まり、繰上返済をしても前倒しにはなりません。一方80%の申請可能時期は実際の残高を基準にするため、繰上返済をしていれば多くの場合ここに表示された時期より早く、自動解除よりもかなり早く申請できます。
金利が高く頭金も少ないのですが、それでもいずれPMIはなくなりますか?
はい。残高の減り方がどれだけ遅くても、法律上返済期間の中間時点まで(30年ローンなら181ヶ月目まで)には必ずPMIが解除されます。この計算機は78%到達時期と並べてこの期限を示し、早い方を採用します。
物件を再鑑定してもらえば早くPMIをなくせますか?
可能ですが自動ではありません。78%自動解除の基準となる「当初の物件価格」は購入価格または決済時の鑑定評価額のうち低い方で固定されており、現在の市場価格が上がっただけでは前倒しになりません。現在価値を使うには貸し手が新たな鑑定評価に同意し、別途解除を申請する必要があり、その結果は保証されず、この計算機でも計算していません。
頭金20%ならPMIは絶対に発生しませんか?
この計算機では発生しません。PMIは頭金が20%未満の場合にのみ追加されます。ただしこの20%は購入時の物件価格に対する割合であり、購入後に物件価値が上がっても現在の市場価格は考慮されません。
ここでの月々の支払い総額はローン返済額計算機とどう違いますか?
ローン返済額計算機は元利返済額のみを示します。この計算機はそれに加えて固定資産税・住宅保険・PMI(該当する場合)・HOA会費を合算しており、実際の住宅ローン請求により近い金額になります。
固定資産税や保険料は本当にこの通りになりますか?
いいえ、どちらもあくまで見積もりです。固定資産税率は地域によって大きく異なり、保険料も築年数・立地・補償内容によって変わります。さらに両方とも年々上昇する傾向があるため、正確な数字は最新の納税通知書や実際の保険見積もりで確認してください。
エスクロー口座とは何ですか?
貸し手が管理する口座で、固定資産税と保険料の年間見込み額の12分の1を毎月積み立てておき、納期が来たら貸し手が代わりにまとめて支払う仕組みです。借り手が別々に支払い期日を管理する必要がなくなります。

この計算に使用した数値

この計算機が現在適用している時点依存の数値です。各値について出典と最終確認日を明記しています。

一次 = 発表機関の原文 · 導出 = 公式資料2件から算出 · 二次 = それを引用した資料

参考文献

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最終更新日: 2026-08-22

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